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爪を伸ばしている。
昔から、白い部分を残さない勢いの深爪派だった。
手も足も白いところが1ミリあれば上等。足の小指とかほぼ根本だけになる勢い。
生まれて20年以上短い爪だったために、少し伸びると落ち着かなくなって、すぐ爪切りに手を伸ばしてしまう。
爪切りをテープで巻いて封印したこともある。そのときはハサミで切ろうとした。
表面をぴかぴかに磨くことで、切るのが惜しい美しい爪を作ろうチャレンジをした。
一週間持たなかった。
マニキュアとか塗ってみた。
楽しかったが、繰り返すうちに除光液が染みるようになった。
このときは悲しかった。せっかく覚えた、ささやかなおしゃれの手段がパーになったので。
ジェルネイルはまだやったことがないが、甘皮処理とかてんでダメで、人前にさらす勇気がない。
そんな私が爪を伸ばしている。
ひと様が、「一年間がんばりました!」とビフォアー・アフターの画像を投稿したのを見て、やる気が再燃した。
我ながら単純だ。
というか、その写真を見るまで、今まで伸ばすことによって将来自分の指先をどうしたいのか、まったく考えずにやっていたことに気づいた。
…だから続かなかったのか?
とにかく。今現在、爪の白い部分が2ミリ近くある。
到達したことのない長さのため、時々欠けたり割れたりする。
それを、爪切りは使わず、削っている。切りたいという意欲は、さほどない。
このまま3ミリまで行けたらいい。
もしくは白い部分じゃなく、おおもとのピンクの部分(名称が分からない)の
範囲が広がってくれたらいいなと思っている。